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9年前に訪ねたタイ精米輸出業者協会本部

  • 執筆者の写真: sandayu9
    sandayu9
  • 2017年2月21日
  • 読了時間: 1分

 バンコク市内の住宅街の一角に、タイ精米輸出業者協会の本部ビルがある。毎週水曜日の午前中、会員が集まって、バンコク港から船積みされるタイ米の価格をまとめ、その後公表される。

 9年前の今日、取材のため訪ねた。前会長だったSriprasatさんの紹介で、いろいろと話を聞いたように記憶している。世界のコメ相場の基準とも言えるタイ米価格の決め方は、思ったよりもアバウトだった。

 それより印象的だったのは、ビルを取り囲むようにずらりと並んだ黒色のメルセデスなど、高級車の数の多さ。1000万トン近くの輸出を取り扱うタイの精米業者は金持ちなのだろう。Sriprasatさんの家も訪ねたが、日系企業が手がけたという湖に面した高級住宅街にあった。まるでフロリダのリゾートのようだった。当時、世界中でコメ価格が高騰し、深刻な食料危機が叫ばれていた。

この4年前にもバンコクやコメ産地を回ったが、その間に急速に経済が発展し、別の国のようだった。2004年に最初に出かけたときには、雨期のコメ産地を訪ねるのに、ボートをチャーターしてインディー・ジョーンズのような気分を味わった。ものすごい勢いで近代化が進んでいた。

 ただ、農村部に基盤を持つタクシン政権が高米価政策をとったため、精米業者たちは輸出が滞り、不満を抱えていた。


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